今回は、地図上を歩かせる迷路について考えてみたい。
町中のイラストの中を歩かせる迷路を何度か見たことがある。
大抵の場合、特に迷路の仕組みなどを意識しないで、イラストレーターが書いた迷路。
だから、少しアルゴリズムを意識して、迷路を描いてみようと思った。
1.区画を描く。
2.正解の道を描く
「道のばし法」で迷路の作成が可能であると考えられたので、まず、経路の基準点を道が交差する場所に描いた。(T字やL字に道が交わる場所も含む。)
その後、基準点を通るように正解の道を描いた。
3.不正解の道を描く
正解の道から分岐させるようにして、不正解の道を描く。
その際、道がループしないようにする。
つまり、閉路を作ってはいけない。
2のプロセスで描いた基準点すべてに達するように不正解の道を描く。
4.行き止まりを描く
3までのプロセスで、経路が描かれていない場所に、障害物を描く。
今回は、単純にバツ印を描いた。
完成
作成方法は簡単だった。
しかし、正方形のグリッドの場合と違い、最後の行き止まりを作る箇所で間違いを起こす可能性が高いかしれない。
この迷路を作る時も、4のステップでバツ印を付け忘れた場所がかなりあった。あとから付け足したが、まだ、どこかにループが生じているかもしれない。
今回は、迷路の経路を考察しただけだが、この方法であれば、いろいろな街の地図を迷路化することも可能だと思う。