迷路は閉路が出いてはいけない。
閉路ができるとループが生じてしまうからだ。
道のばし法で閉路ができないようにするのは当然のこと。
でも、壁のばし法でも同様に閉路を作ってはならない。
閉路ができると、壁に囲まれた内部に入り込めなくなる。
迷路として不成立なわけではないが、無駄な空間を作ることになってしまう。
あと、壁のばし法で重要なのが、壁が外枠から延びること。
壁のばし法の場合、にょきにょきと壁が延びるような仕組みになっているが、別のルールを作っても、すべて壁が外枠に繋がれば、迷路として成立するということだ。
そこで、「L」の字、つまり、直角に曲がった線を次々と描き込む方法で、迷路ができるか実験してみた。
L字の場合、最後に白いゾーンが残ってしまうが、その部分はそのまま残してもいいだろう。
では、L字迷路の手順。
1.外枠とグリッドを描く。
2.L字を描く。
自由な大きさに描くことにした。
長さの比も自由。

3.既存の壁にL字を付け加え続ける。
閉路ができないように大きさや位置を調整する。
4.限界まで描く。
閉路ができない最大数のL字を書く。
L字迷路の場合、空白ができてしまう場合が多い。
もし、すべての道の太さを均質にしたい場合、この状態から直線を分岐または延長させればよいだけのこと。